元AKB48の1期生として活躍した浦野一美さん。
そんな浦野さんですが、2025年9月に産後の希少疾患を公表したことで大きな話題となりました。
浦野さんが発症した病気の病名や、具体的な病状が気になりますよね。
また、「膣から便が出る」という衝撃的な症状を伴う希少疾患とは一体どのようなものなのでしょうか？
そこで今回のこの記事では、
- 浦野一美さんの病名と病状
- 元AKBが発症した膣から便が出る希少疾患の詳細
主にこの2つに迫っていきます。
リサーチしてみたら、浦野一美さんは1万人に1人という極めて稀な産後合併症に苦しみながらも、手術で完治を果たしていたので、ぜひ最後まで読んでいってください！
それでは、早速本題に入っていきましょう！
浦野一美の病名と病状を解説！
元AKB48の浦野一美さんが公表した産後の希少疾患について、多くの方が関心を寄せています。
国民的アイドルグループの1期生として活躍した彼女が、出産後にどのような病気に苦しんでいたのでしょうか？
浦野一美さんが発症した病名は「直腸膣瘻（ちょくちょうちつろう）」です。
この病気は英語で「rectovaginal fistula」と呼ばれ、直腸と膣の間に異常な瘻孔（トンネル状の穴）ができてしまう産後合併症なんですね。
発症率は推定1万人に1人という極めて稀なケースで、浦野さんは2023年の第1子出産後にこの病気を発症しました。
では、具体的にどのような病状だったのでしょうか？
直腸膣瘻の主な症状は、排便時に便やガスが膣内に漏出してしまうというものです。
浦野さんの場合、出産直後から膣内にチクチクとした痛みや悪露の異臭を感じていたそうです。
※ 悪露(おろ)とは、産後に子宮から排出される分泌物のことです。
産後3ヶ月の時点で、タイ料理のハーブが混じった便がおりものシートに付着していることに気づき、異常を確認したといいます。
この病気の原因は、無痛分娩時の会陰切開による損傷でした。
浦野さんは38歳での第1子出産時に無痛分娩を選択しましたが、その際の会陰切開が原因で直腸と膣の間に穴が開いてしまったのです。
最初は5cm大の瘻孔でしたが、産後3ヶ月の診断時には1cmまで縮小していたそうですね。
※ 瘻孔(ろうこう)とは、体の内部の器官どうし、または体の内部と皮膚表面のあいだにできる異常な通路や穴。
しかし、穴が小さくなってもガス漏れや米粒状の便が膣内に流入する症状は続き、日常生活に大きな支障をきたしていました。
さらに深刻なのは、放置すると感染症や敗血症のリスクが高まるという点です。
浦野さんは産婦人科を受診しても最初は気づかれず、自らインターネットで調べて病名を特定したといいます。
この診断の遅れが、彼女の苦悩をさらに長引かせる結果となってしまったんですね。
元AKBが発症した膣から便が出る希少疾患
浦野一美さんが発症した直腸膣瘻という病気について、もう少し詳しく見ていきましょう。
そして、元国民的アイドルがこの希少疾患とどのように向き合い、乗り越えていったのかについても迫っていきます。
直腸膣瘻は、膣壁と直腸壁の間に瘻孔が形成されることで、排便時に便が膣内に流入してしまう病気です。
この病気の最も辛い点は、日常生活への影響が極めて大きいということでしょう。
浦野さんの場合、ガス漏れによって外出することが怖くなり、排便後の洗浄に1時間以上かかるという状態が続きました。
育児中の貴重な時間が、トイレでの洗浄に奪われてしまっていたんですね。
さらに、性交痛や尿漏れ、パートナーへの感染リスクも伴う重篤な症状でした。
浦野さんは携帯ウォシュレットを常備し、繊維質や香辛料を控えた食事制限で便を軟化させる工夫をしていたといいます。
しかし、これらの対処法では根本的な解決にはならず、育児中断や夫婦生活への影響など、精神的な苦痛も相当なものだったでしょう。
では、浦野さんはどのようにしてこの病気を克服したのでしょうか？
彼女は産婦人科で気づかれなかったため、自らインターネットで病名を特定し、専門医を探しました。
そして、片道3時間かけて京都の橋本医院（現在の長岡京病院）に通院することを決意したのです。
この病院には直腸膣瘻の治療で有名な橋本京三医師と水黒知行医師がいたんですね。
2024年8月、浦野さんは会陰体再建手術を受けました。
手術時間は2時間、入院期間は10日間という大手術でした。
術後は痛み止めの点滴を受けましたが、無麻酔での抜糸は「発狂するほどの激痛」だったと振り返っています。
発熱や痛み止めが効かない状態にも耐え、肛門からの排便に成功した時には大きな喜びを感じたそうです。
そして驚くべきことに、手術後のリハビリ中に第2子の妊娠が発覚したのです！
これは他の闘病記事ではあまり見られない、ドラマチックな展開ですよね。
浦野さんは2025年に帝王切開で第2子を無事出産し、1年間のフォローアップを経て再発なしという結果を得ました。
現在は外出も自由にでき、トイレの時間も産前と同じくらいに回復したといいます。
浦野さんは、大手育児メディア「たまひよONLINE」のインタビューで詳細を語っています。
「腟からガスと便が出てお出かけが怖くなった。産後3ヶ月の診断で5cm穴があり、半年の待機中は排便後の洗浄に追われ、夫の理解に救われた」と告白しました。
入院中も、夫はたびたびテレビ電話で子供の姿を見せてくれたといい「“ご飯をいっぱい食べたよ!”とか、私が楽しく元気になること以外は言わなかった。“支えるよ”ってやさしく訴えてくれて」
出典：スポニチAnnex
この証言は産婦人科医の解説付きで報じられ、早期通院の重要性を多くの妊婦さんに伝える貴重な情報となっています。
難病指定外の疾患であるため診断できる医師が少ないという課題も、彼女の公表によって広く知られるようになったんですね。
まとめ！
今回は、浦野一美さんの病名と病状は何か、元AKBアイドルが発症した膣から便が出る希少疾患についてお伝えしてきました。
浦野さんが発症した病名は「直腸膣瘻」で、1万人に1人という極めて稀な産後合併症でした。
無痛分娩時の会陰切開が原因で直腸と膣の間に穴が開き、便やガスが膣から漏出するという深刻な症状に苦しんでいたんですね。
外出恐怖や排便後の長時間洗浄、育児中断など、日常生活への影響は計り知れないものがありました。
しかし、浦野さんは自ら病名を特定し、専門医を探し出して手術を受けるという積極的な行動で完治を果たしました。
術後のリハビリ中に第2子妊娠が発覚するという予想外の展開もありましたが、現在は再発なく健康に過ごしているそうです。
元国民的アイドルという立場でありながら、このような私的で繊細な病気を公表した勇気には本当に頭が下がりますよね。
興味深いのは、アイドル時代の「見せる仕事」から、母親として「伝える仕事」へと彼女の役割が変化した点です。
ステージ上で輝いていた浦野さんが、今度は同じ悩みを持つ女性たちに希望の光を届ける存在になっているんですね。
この病気の公表によって、診断の遅れや専門医不足という医療課題も浮き彫りになりました。
浦野一美さんの勇気ある告白が、今後の産後ケアの改善につながることを期待したいですね！
それでは、ありがとうございました！
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